日常生活の心がけ ~世の中、すべてボーダーレス状況~
私は最近ある本を参考にいろいろ実践していることがある。
「人生ノート 美輪明宏」
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 宗教・倫理 > 倫理学
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,728円
1998年より発行されている本なのですが、時代が変わっても大事にすべきことがいっぱい書かれています。
この中の
「日常生活の心がけ ~世の中、すべてボーダーレス状況~」
ということについて紹介しようと思います。
ボーダーレスとは?
境界が薄れていること。国境がないこと。ジャンルに分けられないこと。またその様。
と「日本国語大辞典」には書かれています。
ここでいうボーダーレスは、「境界が薄れていること。」を指しています。
本では「援助交際」の例で、境界が薄れていること(ボーダーレス)を説明しています。
「援助交際」を例としたボーダーレスとは?
本には、「援助交際」というのは言葉のすりかえであり、ただの「売春」であると書かれています。
「売春」という言葉は、「援助交際」という言葉によって、ボーダーレスとなったと。
売春婦はクロウト。
非売春婦はシロウト。
と昔は言っており、肉体や精神的な享楽のかわりに、品物を受け取るという「見返り」を求めているということは変わらない。
「これだけしてやったんだからこれだけしてちょうだい」
といったような考えがクロウトもシロウトもあるなら、どこまでがシロウトで、どこまでがクロウトかという曖昧さがでてしまう。
「援助交際」という言葉は、この二つの境界線を薄くしてしまったと。
斬新なものの例えだなぁと関心しました。
様々なボーダーレス
本には、「様々なボーダーレス」が進んできていると書かれている。
言語のボーダーレスとしては「英語」である。「英語」によって、様々な情報や商用語としては各国で成立することができます。
また、「英語」が話せなくなったとしても、いまや通訳アプリなどの発達によって、勉強しなくても自国言語が話せるだけで、情報の読み取りや商談ができるようになってきています。
通貨もヨーロッパ諸国では「ユーロ」共通通貨として利用されている。
人種は、日本ではハーフと言われて重用されている。
昔は、混血児と言われており、いじめられたり、いろいろと苦労したようです。
(私はこのことは知りませんでした・・・。)
ボーダーレスが進むと、「ハーフ」であろうがなかろうか関係ないですね・・・。
日本の方言も、だんだん標準語が浸透してきて、どこの地域に行っても標準語でしゃべるようになってきていることもあります。
「地方出身です。」
「え?わからなかった!」
ってことも多いです。私もそれは感じます。
貧富については、私は知らなかったのですが、終戦後は貧富の差が激しかったと書かれています。お風呂がある家なんてお金持ちだけだと・・・。
いまやお風呂がない家なんてないと言える環境です。
時代がボーダーレスになってきていることで、人同士が平均化されることで、良いことであると私は思いました。
日本は全員が勉強できる環境となり、全員がご飯が食べられる環境であり、全員がお洒落ができる環境であり、大きな不便が無くなってきているのではないかなあと。
みんながいろんなことに挑戦できる環境になりつつあると思っています。
ただ、ボーダーレス状況となったときに、どのように自分が挑戦し、表現するのか?
シロウトではなく、クロウトとして表現したら良いか?
頭一つ上にいくためにはどうしたら良いのか?
ということが難しくなってくると私は思う。
ボーダーレス状態でプロフェッショナルになるためには・・・・。
自分で様々なことに挑戦して、自分が経験したことを伝えることがまずはその第一歩なのかなあと思いました。
この本。ほんとにいろいろ考えさせられるわ・・・。