ハラスメントが横行しすぎていないか??
現代社会の問題になっている「ハラスメント」。
ハラスメントの定義は「相手に対して行われるいやがらせ」となっています。
ハラスメントは、
パワハラ(パワーハラスメント):地位や権力を使って、嫌がらせをすること。
セクハラ(セクシャルハラスメント):性的な嫌がらせをすること
が一般的なハラスメントだと私は認識していました。
しかしながら、調べてみると30種類以上のハラスメントがあるみたいですね。
先ほど述べた「セクハラ」にも
対価型セクハラ:職場や学校などにおける立場や上下関係を利用して、下位のものに言動を強要すること
例「言うことを聞かないなら辞めさせるぞ!」
環境型セクハラ:はっきりした不利益がなくても、女性に性的な言動を言うこと
例「抱き着く、お酌の強要など」
の2種類があるようですね。
分類分けもされていることすら知らなかったです。
モラハラ(モラルハラスメント):言葉や態度等によって精神的に継続的な嫌がらせをすること
例「無視し続ける。努力を正当に認めない。常に怒られるプレッシャーを与える」
アルハラ(アルコールハラスメント):飲酒に関わる嫌がらせのこと
例「罰ゲームで一気飲み。意図的に飲ませてつぶすことなど」
ジェンダーハラスメント:男らしさ、女らしさを強要する嫌がらせのこと
例「男なのになよなよしている」
アカハラ(アカデミックハラスメント):大学教授が立場を利用して学生に行ういやがらせ
例「態度が気にくえわないので、単位を与えない」
他にも
・リストラハラスメント
・テクスチュアルハラスメント
・キャンパスハラスメント
・スクールセクシャルハラスメント
・カラオケハラスメント
・スモークハラスメント
などなど・・・・。
調べれば調べるほど、ハラスメントの種類があることを知りました。
10年くらい前は、まだ「セクハラ」くらいしかなかったように思えます。
その時は社会人じゃなかっただけで、知らなかったのかもしれませんが・・・。
しかし、こんなに多くの種類の「ハラスメント」が飛び交う中で、「ハラスメント」にならないように自分の言動を制御することは難しいと思います。
会社を例に、
何度も同じミスをしてしまう部下Aさんがいたとします。
部下Aさんは、
・ミスに対する対策を守らない
・人の話を聞かない
・相手のいうことを理解しようとしない
・すぐに人のせいにする
・すぐに忘れてしまう
といった特徴があります。
そんな人に対して上司Bは叱りたい気持ちでいっぱいですが、
「パワハラだ!!」と言われやすい環境になってしまったが故に、部下Aさんに強く言えなくなっている環境になっております。
この部下Aさんが女性だったら「パワハラ」に加えて「セクハラ」とも言ってきたりします。
現実私の職場には、「パワハラ」「セクハラ」という言動を盾にしているモンスター社員がおり困り果てています。
現状、モンスター社員という腫物を触らないように上司は、仕事を他の人に振っていますが、他の人の負担がどんどん大きくなってしまっています。
おそらく上司が1番ストレスが溜まっているんだろうなあと思っています。
言いたいことを「ハラスメント」という盾を使って止められている上司・・・。かわいそうです。
上司Bはいろんな選択肢を試しました
①言いたいことをいう
言い合いになり結果「パワハラ」「セクハラ」という言動に落ち着きました。
ほんとに「ハラスメント」はパワーワードですわ。
②難しい仕事を与えない
私には難しい仕事は与えてもらえないんですね・・・。「パワハラですか?」という謎の捉え方をされました。「ハラスメント」とは便利な言葉ですね。
③他人事のように文句は受け流す(聞くだけにする)
「へえー」「そうですね」「ふむふむ、なるほど」と聞くようにしました。
そうしたら悪口しか言わなくなり、ほかの環境に悪影響がでました。
これ以上、何をやったら良いか分かりませんね。
ちなみに前の上司は「ハラスメント」なんか気にせずに①の選択をとっていました。
部下A「パワハラ、セクハラで訴えてやる!!!」
前の上司「訴えてみろ!!!俺は悪くない!!!」
といった言い合いはちらほらしていたものの、結果、嫌々いいながら部下Aは仕事をこなしていました。
まわりの人にも仕事は振られず、上司以外は円満に過ごせていました。
今思えば、前の上司は部下Aの悪口の矛先を受けていてくれていたのではないか?と考えていますが、ブルドーザーみたいに道関係なく突き進んでいく人だったので、そんなことは考えていないでしょう・・・。
ほかに対策はなにかありませんか??
教えてください。