社会人の「むつごい」話

暇な社会人が思ったことを書きます。

人で何とかなることは何とかするように努力する

人で何とかなることは何とかするように努力する。

 

これは私の大学時代の研究室の教授(恩師)の言葉である。

 

社会人2年目で会社には様々な人がいるなか、人との関わりについて悩んでいた私。

 

あの人には下手にでて…。

あの人には砕けた感じで接して…。

あの人には絶対敬語で…。

 

とかカメレオンみたいなことを考えながら接していて疲れていたところであり、たまたま学会で近くに来ていた教授の飲んでいたときに言われた一言。

 

私「じゃあ、人で何ともならないものはなにがあるんですか?」

 

と聞くと、

 

教授「自然現象。」

 

の一言。

 

え?自然現象?

 

教授いわく、

 

「リンゴを落としたらしたに落ちる重力に逆らおうとすると無理だし、相当な努力が必要になるでしょ?

 

台風とかでも防ごうと思っても案外防げなかったり、天候は急に変えることとかできないじゃん。

 

そういうのには時間がかかったり労力もいるから、たち振る舞おうとせずに受け入れれば良いんだよ。」

 

と。

 

私「それと人間関係ってなんか関係があるんですか?」

 

教授「人同士の関わりって何とかすれば基本的には何とでもなるもんなんだよね。自然現象と比べれば年齢とか肩書きとかは関係なくって皆均等なんだよね。だからあなたが一生懸命人に合わせて頑張って動かそうとすることは間違いじゃないんだよ。」

 

私「けど、どうしようもない人いません?何言っても聞いてくれなかったり、どうたち振る舞っても相性が合わない人とか?」

 

教授「それがあなたの自然現象にあたる人だね。どう対応しても無理なら、自然現象のように受け入れるしかないんだよね。」

 

なるほど!ってなりましたわ。

何ともならないことに一生懸命時間と労力を使っても仕方ないんだなぁと。

 

教授「ただ自然現象とは違って、人間なんだから無愛想にするのは良くないよ。挨拶とか基本的な姿勢を見せることは大事だからね。」

 

私「はい!」

 

教授「ところで大学に戻ってこないか?」

 

私「え?(笑)」

 

教授の夢は

かめはめ波を打てるようになること(真顔)」

 

私の悩みなんて教授の夢と比べたらちっぽけなものでした。