働き方改革 -長時間労働の是正②-
働き方改革の長時間労働の是正をするためには、人それぞれの(1)能力と(2)仕事量のバランスを振り分ける必要もある。
私の職場で問題となっているのは
・属人化(特定の人しかできない仕事しかしていない人)
・能力が追い付いていないのにも関わらず仕事量を多く与えてしまうこと
が問題となっている。(私の中ではあるが・・・・。)
それを説明するために以下のように数値で表現してみる。
(1)能力
人の能力が高いほど低い数値(1)、低いほど高い数値(10)とすると以下の例ように表現する。
例 能力:高(1)⇒ 低(10)
(2)仕事量
仕事の量は多いほど高い数値(1)、少ないほど低い数値(1)とすると以下の例ように表現する。
例 仕事量:多(10)⇒少(1)
一人一人の(1)能力と(2)仕事量の合計が10が条件で、5人グループで会社から(2)仕事量の合計25が与えられたとする。これの回答例としては、
Aさん:(1)5+(2)5=10
Bさん:(1)5+(2)5=10
Cさん:(1)5+(2)5=10
Dさん:(1)5+(2)5=10
Eさん:(1)5+(2)5=10
この例のような回答における会社から与えられた仕事は、「シンプルかつ単純な仕事」である場合だけである。例えば草むしりなどが考えられる。
5人の合計も50であり、範囲が広すぎたり多すぎたりすることがない限りは、計画的にバランスよく終えることができるだろう。
他にも以下のような回答が考えられる。
Aさん:(1)2+(2)8=10
Bさん:(1)3+(2)7=10
Cさん:(1)5+(2)5=10
Dさん:(1)6+(2)4=10
Eさん:(1)9+(2)1=10
この場合だと以下のような場合が考えられる。
Aさん:とても優秀で過量の仕事量をこなすことができる
Bさん:Aさんに次ぐ優秀な人物で、多くの仕事量をこなすことができる
Cさん:普通に仕事をこなす。
Dさん:ある程度の仕事をこなす。
Eさん:新入社員で仕事量を減らしている。
上記は人の能力もそれぞれだが、実施する仕事の量及び質も異なっていることが考えられる。
5人の合計も50であり、全員のバランスを考えながら、会社からの仕事をこなせている良いチームであり、程よく全員の時間を有意義に使えているとも言えるであろう。
これはあくまで、一人一人の(1)能力と(2)仕事量の合計が10であると条件が分かっていればの話である。
この条件をなくして、(2)仕事量の合計が25である場合を以下のように表現する。
Aさん:(1)2+(2)2=4
Bさん:(1)4+(2)4=8
Cさん:(1)5+(2)5=10
Dさん:(1)5+(2)6=11
Eさん:(1)10+(2)8=17
この場合は以下のような状況が考えれられる。
Aさん:とても優秀であるが、属人化しているため、仕事量が少ない(与えていない)。
Bさん:能力は高いが、程よくしか仕事をしない。
Cさん:自分の仕事で精一杯である。
Dさん:自分の仕事以上に、他人の仕事を少しだけ援助している。
Eさん:仕事量が多く、能力が追い付いていない。
これが私の職場である。
5人の合計値は50であり、全体の時間外労働のバランスが取れていそうだが、個人の時間外労働が偏っていそうなことが想像できる。
例えば、Aさんは残業などはないだろう、Eさんは時間外労働が多いであろうということなどが想像できる。
AさんはAさんにしか分からない仕事をしているため、他の人からはAさんの仕事量が分からない。Aさんって大変な仕事をしているんだろうなあと勝手に思い込んでしまっている。最初に、述べた「属人化」である。
属人化してしまうと、同じ人が同じ仕事をずっとするために、
・仕事が休めない。
・急に休まれたら仕事が回らない。
・同じルールとなってしまう。
・異動できない
などのデメリットがでる。
なので今私の職場が必要とされているのは、一人一人が様々な仕事をこなせるように「多能工化」が必要となってくるだろう。
これは日本の「長時間労働の是正」で必要なことであると思う。
さまざまなことをいろんな人が経験し、支えていく環境も大事であると。
この道何十年!というのはこれからはだんだん難しくなっていくんだろうなあと思ってしまっている。
※もちろん必要なところは必要であるが・・・・。
最初に述べた
・能力が追い付いていないのにも関わらず仕事量を多く与えてしまうこと
が問題となっている。(私の中ではあるが・・・・。)
についてはまた今度書くことにする。
今週1週間お疲れさまでした。